2014年7月29日火曜日

急に休みになったので

平日にしか果たせない用事を済ませたあと,涼を求めるついでに映画を見てきました.
興味のあるタイトル上映しているのか?ええ,していますともゴジラです.

以下,ネタばれも含むので畳んでおきます.

ハリウッドゴジラ…というと,前作はただの足が速くて大きなトカゲでしたが,今回の作品は違いました.若干の獣性は感じましたが,概ね,良く知る『ゴジラ』でした.
今回のゴジラは,地底に居たのが出てきた…というのは邦作と変わらないのですが,かつて地上が今よりももっと放射線にあふれていた頃の生物で,放射線を食べていたが地上の放射線量が下がったので地底・海底深くに眠っていた.ビキニ環礁でかつて水爆実験を繰り返していたのは,あれは実験ではなくゴジラに対して水爆攻撃をしていたんだよ!!という設定だそうで.
 いや,確かに,放射線量がやったら高かった時代はあったでしょうけど….
たぶん,この辺は突っ込んだら負けの部分の気がしますので,気にしないことにします.怪獣映画ですしね!!
怪獣は基本的に同時代に同種の個体は一体しか存在できない,とかいう法則があるらしく,出てきたM.U.T.O.も雄と雌で姿が違いました.
フォルム的にはかなり昆虫っぽい奴ですが,肌の質感は爬虫類っぽいので結局何がモチーフなのかは良くわかりませんでした.
ゴジラはなぜ,わざわざ別種の怪獣が居るところにやってきて喧嘩売るんだろう,というのは昔から私のちょっとした疑問だったのですが,邦作最終作を見て『地球全土を自分の縄張りだと思っている』んじゃなかろうか,と自己で完結しているのですが,今作の「ゴジラはM.U.T.O.の声を聞いていただけ」に 縄張り荒らしを追い出し にはるばる海のそこからやってきたのか…と,『地球=ゴジラの縄張り』説をますます強めたりしました.
近作のゴジラはお約束(?)通り口からなにかを吐くのですが,映像を見る限り青白い炎に見えます.…炎ってことはないでしょうから,吐き出したものが空気中で燃焼してるのでしょうけど,炎色が青白いって金属イオンで炎色反応が起きているのでもない限り相当な高温ということですね.
そんなものを口を引っつかんで大口開けさせた中に直接…とか,容赦なさすぎです,ゴジラさん.
 アメリカ映画は”ラブ”が含まれていなければ商業ベースに乗らないとかなんとか…かどうかは知りませんが,作品中ずいぶんと家族愛が強調されていたように思います.
最愛の妻を自らの手で死なせなければいけなかった夫の慙愧.息子への愛.妻への愛.
迎えに行くから一緒に逃げよう,と言いながらなかなか帰れない夫,それを信じて待ち続ける妻.
アメリカ映画らしく,離れ離れになっていた家族は無事再会してめでたしめでたし…なんですが,空気を読まずに起き上がったゴジラが足元の人間をまるっと無視して海に帰っていくシーンが再会の後ろにあるので,『平和が戻りました…?』という終わり方になっていて,この辺りもゴジラっぽいなぁ,と感じた要素かもしれません.
 ゴジラ,今は居なくなってくれてるけど,まだピンピンしてるよね…?
 というか,ちょっとした天災レベルじゃない位の瓦礫の山なんだけど,復旧とかできるの…?
というちっとも解決していない感が漂う,というのもゴジラっぽさなのかもしれません.
 そうそう,大切なことです.音楽がすごく良いです.
私は,「映像は耳で聞くものだ.」と言い切ってしまうくらい,絵面も確かに見るのですが音の方を重要視しています.なので耳から入る情報がツマラナイと感じるとイマイチ乗り切れなかったりします.が,このゴジラは,音楽も良い!!です.
ご覧になる際には,ぜひ,音楽にも注目していただければ,と思います.

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