物事を始めるのに遅すぎるということはない、とはいいますが。
自分の人生がなんだか違う方向へ進んでいると感じたら早めに軌道修正をした方が傷が浅くて済むでしょう。
そんなわけで。
勤務先へ「辞めさしてくれ」と書類を送りました。
職務内容云々以前に勤務時間が私には向いていなかったようです。
お金じゃ買えない何かを失う前に人生の軌道修正を試みてみました。
まぁ、希望している日に辞めさしてくれるかどうかはまだわかりませんが、今日話し合いしてくることについさっきなったのでじっくり話してこようと思います。
2008年3月31日月曜日
2008年3月30日日曜日
2008年3月24日月曜日
No title
前回は「何故Aマホはパズルっぽいのか?」というのをメインにした記事でしたが、今回はちょっと視点を変えた話です。
やっぱり内容は「何故Aマホはパズルっぽいのか?」の延長線上にあるのですが。
まずは用語のおさらいから。
前回は
と定義しました。
実はゲームに関してはもう少し別の考えを持っているのですが、前回の話では関係がないので割愛しました。が、今後絡んでくる可能性があるので再度ゲームという言葉について以下の意で用いることを宣言します。
一人遊びのTVゲームですら、「近隣の迷惑にならぬようボリュームを下げる」程度の社会性は必要なわけです。
私はゲームと名のつくものはすべからく社会性を要求されると考えています。
…話と関係あるかどうかは別ですが。
話の混乱を避けるために、次の点を最初に断っておきます。
・考える(意志決定)だけではゲームとは呼ばない。考えるだけならパズルで充分。
・最適解が存在するものはすべからくパズルに通じる。解は常に一とは限らない。
これが私の立場です。
ゲームに対する要求が厳しいと感じるかもしれませんが、それについては本編で。
そもそも、ゲームとパズルの関係はどうなんだ?
いろいろと話が混迷する原点はここにあると思います。
ですので、あくまでも私見ですがちょっと整理してみましょう。
パズルもゲームも遊びには違わない、ということに付いては同意が得られやすいと思っています。
本当は図にすると解りやすいのですが諸般の事情があるので文だけで勘弁を。
遊び(遊戯)全体を一つの群れと見なします。
便宜上「群α」と呼びましょう。
次にゲームもまた全体を一つの群れと見なします。
ゲームは群αに所属するもので、これを「群G」と呼びます。
さらに、TRPGもまた一つの群れと見なします。
これは群Gに所属するものです。TRPGの群れは「群g」と呼びます。
続いてパズルも全体を群れと見なします。
これもゲームと同じく群αに所属するもので、これを「群P」と呼びます。
この群Pには、水平思考推理パズルが所属しています。
これも全体を群れと見なし「群p」と呼ぶことにします。
群α=群G+群P
さて。
群Gと群Pは完全に別のものでしょうか?
少なくとも、私は違うと思っています。
群β=群G且つ群P
上に示した様に、どちらの性質も持っている群の所属要素が存在していると考えています。
そして、これこそが「Aの魔法陣はなぜパズル的か?」の答えだと私は考えています。
つまり。
群βは群gの一部を含む
群βは群pの一部を含む
と考えたとき、
Aの魔法陣=群g且つ群β
なのだろう、と思うのです。
この点は他のシステムについても言えると思っています。
激しく・派手で・厳しい戦闘を売りとしているシステムに関しては他はどうあれ戦闘部分だけ切り出せばパズルでしょう。
ところで、Aの魔法陣に関してパズルっぽく感じるもうひとつの理由を挙げてみます。
それは「システム自体が一定のルールを規定していない」ことにあると考えます。
最初に定義したとおり、ゲームとは一定のルールのもとで運用されるものと考えます。
つまり、文字が読める或いは言語を理解できるならば
・誰がいつどのようなメンバーと
遊んだとしても「同じ運用」になるものが「一定のルール」と呼ぶものなのではないでしょうか。
将棋の香車を斜めに動かして良い、オセロの駒は挟めるものがなくても置いて良い。そんな運用は聞いたことがないように、ゲームのルールとは常に一様の運用をされてしかるべきと考えます。
(だからこそ、システムが自分の希望と合致しないならば別のシステムを探せ、と言います。枝葉末節ならばともかくシステムの根幹に手を入れるのは私にとって言語道断の行為です)
故に、恣意と舌先で運用が変わるシステムであるAの魔法陣は、ゲームっぽくないのです。
やっぱり内容は「何故Aマホはパズルっぽいのか?」の延長線上にあるのですが。
まずは用語のおさらいから。
前回は
ゲームとは、勝ち負けを伴う娯楽であり、一定の方法(=明確なルール)で行う遊びである。
パズルとは、文字・絵・言葉等を用い謎(=命題)を提示し、それに対し思考を以て判断を行うものである。
と定義しました。
実はゲームに関してはもう少し別の考えを持っているのですが、前回の話では関係がないので割愛しました。が、今後絡んでくる可能性があるので再度ゲームという言葉について以下の意で用いることを宣言します。
ゲームとは、勝ち負けを伴う娯楽であり、一定の方法(=明確なルール)で行う遊びである。
また、その(=プレイ)課程において一定の社会性が求められ、かつ身につく遊びである。
一人遊びのTVゲームですら、「近隣の迷惑にならぬようボリュームを下げる」程度の社会性は必要なわけです。
私はゲームと名のつくものはすべからく社会性を要求されると考えています。
…話と関係あるかどうかは別ですが。
話の混乱を避けるために、次の点を最初に断っておきます。
・考える(意志決定)だけではゲームとは呼ばない。考えるだけならパズルで充分。
・最適解が存在するものはすべからくパズルに通じる。解は常に一とは限らない。
これが私の立場です。
ゲームに対する要求が厳しいと感じるかもしれませんが、それについては本編で。
そもそも、ゲームとパズルの関係はどうなんだ?
いろいろと話が混迷する原点はここにあると思います。
ですので、あくまでも私見ですがちょっと整理してみましょう。
パズルもゲームも遊びには違わない、ということに付いては同意が得られやすいと思っています。
本当は図にすると解りやすいのですが諸般の事情があるので文だけで勘弁を。
遊び(遊戯)全体を一つの群れと見なします。
便宜上「群α」と呼びましょう。
次にゲームもまた全体を一つの群れと見なします。
ゲームは群αに所属するもので、これを「群G」と呼びます。
さらに、TRPGもまた一つの群れと見なします。
これは群Gに所属するものです。TRPGの群れは「群g」と呼びます。
続いてパズルも全体を群れと見なします。
これもゲームと同じく群αに所属するもので、これを「群P」と呼びます。
この群Pには、水平思考推理パズルが所属しています。
これも全体を群れと見なし「群p」と呼ぶことにします。
群α=群G+群P
さて。
群Gと群Pは完全に別のものでしょうか?
少なくとも、私は違うと思っています。
群β=群G且つ群P
上に示した様に、どちらの性質も持っている群の所属要素が存在していると考えています。
そして、これこそが「Aの魔法陣はなぜパズル的か?」の答えだと私は考えています。
つまり。
群βは群gの一部を含む
群βは群pの一部を含む
と考えたとき、
Aの魔法陣=群g且つ群β
なのだろう、と思うのです。
この点は他のシステムについても言えると思っています。
激しく・派手で・厳しい戦闘を売りとしているシステムに関しては他はどうあれ戦闘部分だけ切り出せばパズルでしょう。
ところで、Aの魔法陣に関してパズルっぽく感じるもうひとつの理由を挙げてみます。
それは「システム自体が一定のルールを規定していない」ことにあると考えます。
最初に定義したとおり、ゲームとは一定のルールのもとで運用されるものと考えます。
つまり、文字が読める或いは言語を理解できるならば
・誰がいつどのようなメンバーと
遊んだとしても「同じ運用」になるものが「一定のルール」と呼ぶものなのではないでしょうか。
将棋の香車を斜めに動かして良い、オセロの駒は挟めるものがなくても置いて良い。そんな運用は聞いたことがないように、ゲームのルールとは常に一様の運用をされてしかるべきと考えます。
(だからこそ、システムが自分の希望と合致しないならば別のシステムを探せ、と言います。枝葉末節ならばともかくシステムの根幹に手を入れるのは私にとって言語道断の行為です)
故に、恣意と舌先で運用が変わるシステムであるAの魔法陣は、ゲームっぽくないのです。
2008年3月23日日曜日
2008年3月19日水曜日
No title
百万都市に通勤してはいますが、大きな通りでも朝はあまり人が通らない道を通って通っています。
JR移動なのでえもっぱら朝食は列車の中なのですが、朝食事の時間がとれずに移動しながら食事をしている方はそれなりにみかけます。
ええ。
徒歩のかたも含め。
よくあるのは、固形食料、ゼリー飲料といった手軽にエネルギーが補給できるものでしょうか。
冬の間は中華まんもありますね。
先日、前方から歩いてきた方はかなりステキでした。
最初は、たこ焼きでも食べているのかと思ったのです。
悲しいことに強度の近視に弱乱視のため、矯正視力でもあまり遠くはみえないので、そうみえました。
少し近づくと、持っている棒のようなものが以外と長いことに気が付きました。
コンビニでよく売っているツクネだろうか?とこの時点は思ったのですが…はずれでした。
3本入パックの団子。しかもしょうゆだれ。
いろんな意味で歩きながら食すには向かない&危険な品と思うのですが…。
世の中チャレンジャーがいたものです。
JR移動なのでえもっぱら朝食は列車の中なのですが、朝食事の時間がとれずに移動しながら食事をしている方はそれなりにみかけます。
ええ。
徒歩のかたも含め。
よくあるのは、固形食料、ゼリー飲料といった手軽にエネルギーが補給できるものでしょうか。
冬の間は中華まんもありますね。
先日、前方から歩いてきた方はかなりステキでした。
最初は、たこ焼きでも食べているのかと思ったのです。
悲しいことに強度の近視に弱乱視のため、矯正視力でもあまり遠くはみえないので、そうみえました。
少し近づくと、持っている棒のようなものが以外と長いことに気が付きました。
コンビニでよく売っているツクネだろうか?とこの時点は思ったのですが…はずれでした。
3本入パックの団子。しかもしょうゆだれ。
いろんな意味で歩きながら食すには向かない&危険な品と思うのですが…。
世の中チャレンジャーがいたものです。
2008年3月16日日曜日
ちょっとばかり
更新があっちもこっちも停滞しています。
本家はかなり致命的な期間になりそうな。
2月から通うようになった先がとてもじゃないですが人間らしい生活を送らせてくれる環境じゃないもので…。
平日は帰宅即寝床直行、なレベルの勢いで。
リプレイとか宿題とか、本家のDBとかいろいろありますが。
当分は進まないでしょう。
はやく人間(らしい生活)になりたい。
本家はかなり致命的な期間になりそうな。
2月から通うようになった先がとてもじゃないですが人間らしい生活を送らせてくれる環境じゃないもので…。
平日は帰宅即寝床直行、なレベルの勢いで。
リプレイとか宿題とか、本家のDBとかいろいろありますが。
当分は進まないでしょう。
はやく人間(らしい生活)になりたい。
2008年3月9日日曜日
No title
しかも2個目の宿題から手をつけるという。
1個目は忘れたわけじゃあ、ありません。ただ。
時間をおいたら頭の中でまとめた文がどこかすっとんだだけで…。
さてはて、今回のお題は「なぜ”Aの魔法陣”はパズル的であると感じられるのか?」
まずは今回使う用語と、比較する対象を明示するところから始めましょうか。
比較する対象
・Aの魔法陣
・水平思考推理ゲーム
使う用語
・ゲーム
これだけだと何の事だかさっぱりですね。
もう少し内容をかみ砕いていきましょう。今回はTRPGとパズルの関係に言及したいので2)の遊戯について更に引用します。
・遊戯
…また”勝負ごと”が出てきました。
となれば、どうしても避けて通れない道のようです。
・勝負事
これでだいぶ意味が通じるようになってきましたね。
ここで私は以下の文において使用するゲームという語について、次の意味で使うことを宣言します。
・パズル
はて、”判じもの”などという耳慣れない単語が出てきました。今回ももう少し噛み砕いていきましょう。
・考え物
・判じもの
意味が通じましたね。
では改めて私は以下の文において使用するパズルという語について、次の意味で使うことを宣言します。
ところで、ゲームに関しては『クロフォードのゲーム論』という一部TRPG者には有名な文献があるのですが、知らない人は知らないでしょうし、読んだところでそうそう理解がしやすい文でもありません。
そもそも、論文に書かれていることが一般的な感覚からずれていては意味がないので(TRPG者はいつだって自分が逸般人であることを忘れてはいけません!)、ここからの引用ならば納得もいくだろう、という『広辞苑』にご登場願いました。
なんだか前置きが長くなりました。そろそろ本題に行きましょう。
そもそも水平思考推理ゲームって何さ?
という声が聞こえてきそうな気がします。
この水平思考推理ゲーム、私が出会ったきっかけというのはこの記事を通してなのですが、簡単にいうならばなぞなぞの一種です。
これは英語で「Lateral Thinking Puzzles」という名前であり、日本語ではゲームと翻訳されていますが、パズルの一種(なぞなぞはパズル)です。
しかし、この水平思考推理ゲームには明確なルールがあります。
これだけでは何の事だかさっぱりですね。
では、水平思考推理ゲームで最も有名な命題であると思われる『ウミガメのスープ』を以下に掲示しましょう。
当然ですが、出題者は最初に正解を決めておかなければいけませんし(そうじゃなければ質問に答えられません!)、その正解は理論的につじつまがあっていなければいけません。
この命題に対して、回答者と出題者が質疑応答を行い、謎を解く、というのがゲームの趣旨です。
何かに似ていると思いませんか?
そうです。TRPGのミステリ・シナリオです。
TRPGのミステリ・シナリオからRPの部分を取り払うと水平思考推理ゲームになる、と私は考えています。
ゆえに、私は、水平思考推理ゲームは限りなくゲームに近いパズルであると考えます。
さて、お次はTRPGのタイトルが一である、”Aの魔法陣”です。
これは第四世代を標榜するタイトルで、一般的にイメージするTRPGとはちょっと?かなり?違ったシステムになっています。
どのくらい違うのかというと、きれいにまとめてくださったテキストがあるので引用させていただきましょう。
引用元はこちら
とはいえ、私自身ルールブックを読んだだけではイメージが掴めなかったシステムですので例を提示しつつ進めていきましょう。
Aの魔法陣はまず、SD(一般的なシステムのGM。Aの魔法陣においては”セッションデザイナー”と呼ばれ、命題の作成とルール裁定は行うがそれ以外のことは一切行わない)が命題を提示することからセッションは開始されます。
これは実際のプレイから引用させていただきましょう。といっても私が参加したことがあるのは某布と綿の合成物の方がSDされたものだけなのですが…。
抽出条件とかいきなり出てきても困りますね。
Aの魔法陣では各キャラクターは”成功要素”と呼ばれるものを持っています。
他のシステムでは技能や特徴などに相当するものでしょうか。(とはいえ汎用性はありませんが…)
この要素を提示して難易度を”削って”いく、というのがセッション進行になります。(実際の進行が見たいかたはこちらをどうぞ)
…Aの魔法陣がなぜパズル的であるのか、というのはこの構造そのものが原因であると思っています。
最初に定義したとおり、思考するだけではゲームと呼ばないわけですが、Aの魔法陣には明確なルールがあります。
ただし、キャラクター作成と各行動の難易度決定にだけ。
進行中の会話をかみ砕くとだいたい以下のような感じになります。
と。
…SDと会話しているのはPLですね。
興味深いことに、Aの魔法陣ではPCは文字通りデータだけの存在です。
PCの持つ”成功要素”を用いて命題に対する”最適解”を考える。
そういった側面が強いシステムです。
もっと突き詰めるならば、先に命題が提示されている場合には、その命題に対し最も有効な作戦をとれるPLを1名、行動が取れるPC(PL)を難易度/2+1以上揃えれば自動的に成功することになります。
(この例は実際にルールブックのコラムにあります。)
ここまで来ると、もはやTRPGの”P”がどこかに行ってしまっていますね。
さて、このAの魔法陣を”まじめ”に遊ぶとこうなるのではないか?と考えると、何かに似てきます。
そうです、先にあげた水平思考推理ゲームの出題者と回答者の問答です。
水平思考推理ゲームも一応ルールらしきルールはありましたが、やはりパズルでした。
Aの魔法陣はどうでしょう?
規定されているルール部分が水平思考推理ゲームに限りなく近い範囲ではないでしょうか?
進行自体は最適解の探り合い、ルール規定部はごく最低限。
ゆえに、私は、Aの魔法陣は限りなくパズルに近いゲームであると考えるのです。
ゲームに限りなく近いパズルとパズルに限りなく近いゲームの違いとは何でしょうか?
思うに本質的な差というものはないのでしょう。
ただ、取り組む側の気持ちが違ってきます。
ゲームに限りなく近いパズルに取り組む側、というのは”これはパズルだ”と思いとりかかるでしょう。
だが、始めてみるとそのパズルはあまりパズルっぽくない−ゲーム的側面が強い−ことに気がつきます。
ゆえに、「これ、パズルじゃなくてゲームなんじゃないかなぁ?」と感じるのでしょう。
逆に、パズルに限りなく近いゲームに取り組む側、というのはやはり”これはゲームだ”と思いとりかかるでしょう。
やはりこちらも、始めてみるとそのゲームはあまりゲームっぽくない−パズル的側面が強い−ことに気がつきます。
ゆえに、「これは、ゲームじゃなくてパズルなんじゃないかなぁ?」と感じるのでしょう。
TRPGを標榜するゆえに、Aの魔法陣はパズル的であると感じられるのだと考えます。
おまけ:
TRPGの勝敗って何?
簡単に言うならば『場にいる全員が愉しめれば勝ち』、の一言に尽きると私は考えています。
GM vs PLという構図もそれはそれで楽しみがあるのですが、もはやそういったヘビーな遊び方は時代に合わなくなっているのでしょう。
上の文で勝ち負けを伴うことについて全くと言っていいほど触れていないのは、この辺りの事情になります。
1個目は忘れたわけじゃあ、ありません。ただ。
時間をおいたら頭の中でまとめた文がどこかすっとんだだけで…。
さてはて、今回のお題は「なぜ”Aの魔法陣”はパズル的であると感じられるのか?」
まずは今回使う用語と、比較する対象を明示するところから始めましょうか。
比較する対象
・Aの魔法陣
・水平思考推理ゲーム
使う用語
・ゲーム
1)競技。試合。勝負。
2)遊戯。勝負事。
(3以降省略)
引用:広辞苑 第四版
これだけだと何の事だかさっぱりですね。
もう少し内容をかみ砕いていきましょう。今回はTRPGとパズルの関係に言及したいので2)の遊戯について更に引用します。
・遊戯
1)あそびたらむれること。あそび。ゆげ。ゆうげ。
2)幼稚園・小学校などで、運動や娯楽、または社会性を身につけることなどを目的として一定の方法で行う遊び。
3)勝負ごと。
引用:広辞苑 第四版
…また”勝負ごと”が出てきました。
となれば、どうしても避けて通れない道のようです。
・勝負事
1)かちまけを争うわざ。
2)ばくち。とばく。
引用:広辞苑 第四版
これでだいぶ意味が通じるようになってきましたね。
ここで私は以下の文において使用するゲームという語について、次の意味で使うことを宣言します。
ゲームとは、勝ち負けを伴う娯楽であり、一定の方法(=明確なルール)で行う遊びである。
・パズル
1)考え物。判じもの。
引用:広辞苑 第四版
はて、”判じもの”などという耳慣れない単語が出てきました。今回ももう少し噛み砕いていきましょう。
・考え物
1)よく考えてから決すべき事柄。また、疑念の余地のあるものごと。
2)考えてあてるもの。判じもの。
引用:広辞苑 第四版
・判じもの
謎の一種。文字・絵などに或る意義を寓して、それを判じさせるもの。
引用:広辞苑 第四版
意味が通じましたね。
では改めて私は以下の文において使用するパズルという語について、次の意味で使うことを宣言します。
パズルとは、文字・絵・言葉等を用い謎(=命題)を提示し、それに対し思考を以て判断を行うものである。
ところで、ゲームに関しては『クロフォードのゲーム論』という一部TRPG者には有名な文献があるのですが、知らない人は知らないでしょうし、読んだところでそうそう理解がしやすい文でもありません。
そもそも、論文に書かれていることが一般的な感覚からずれていては意味がないので(TRPG者はいつだって自分が逸般人であることを忘れてはいけません!)、ここからの引用ならば納得もいくだろう、という『広辞苑』にご登場願いました。
なんだか前置きが長くなりました。そろそろ本題に行きましょう。
そもそも水平思考推理ゲームって何さ?
という声が聞こえてきそうな気がします。
この水平思考推理ゲーム、私が出会ったきっかけというのはこの記事を通してなのですが、簡単にいうならばなぞなぞの一種です。
これは英語で「Lateral Thinking Puzzles」という名前であり、日本語ではゲームと翻訳されていますが、パズルの一種(なぞなぞはパズル)です。
しかし、この水平思考推理ゲームには明確なルールがあります。
- 出題者は一人もしくは数人の回答者に対し問題を提示する
- 回答者は出題者に対し質問を投げかけることができる
- 出題者は回答者からの質問に対し「はい」「いいえ」「関係ない」の三通りのうちどれかを答えなくてはいけない
- 出題者は回答者からの質問に対し嘘をついてはいけない
これだけでは何の事だかさっぱりですね。
では、水平思考推理ゲームで最も有名な命題であると思われる『ウミガメのスープ』を以下に掲示しましょう。
レストランで”ウミガメのスープ”を食べた男が自殺した。
なぜ?
当然ですが、出題者は最初に正解を決めておかなければいけませんし(そうじゃなければ質問に答えられません!)、その正解は理論的につじつまがあっていなければいけません。
この命題に対して、回答者と出題者が質疑応答を行い、謎を解く、というのがゲームの趣旨です。
何かに似ていると思いませんか?
そうです。TRPGのミステリ・シナリオです。
TRPGのミステリ・シナリオからRPの部分を取り払うと水平思考推理ゲームになる、と私は考えています。
ゆえに、私は、水平思考推理ゲームは限りなくゲームに近いパズルであると考えます。
さて、お次はTRPGのタイトルが一である、”Aの魔法陣”です。
これは第四世代を標榜するタイトルで、一般的にイメージするTRPGとはちょっと?かなり?違ったシステムになっています。
どのくらい違うのかというと、きれいにまとめてくださったテキストがあるので引用させていただきましょう。
第1世代…D&D(物理法則に関する共通認識をシステムで提供)
第2世代…Rune Quest(物理法則と背景設定に関する共通認識をシステムで提供)
第3世代…FEAR系(物理法則と背景設定と物語に関する共通認識をシステムで提供)
第4世代(?)…Aの魔法陣(システムでは共通認識を提供しない)
引用:氷川TRPG研究室
引用元はこちら
とはいえ、私自身ルールブックを読んだだけではイメージが掴めなかったシステムですので例を提示しつつ進めていきましょう。
Aの魔法陣はまず、SD(一般的なシステムのGM。Aの魔法陣においては”セッションデザイナー”と呼ばれ、命題の作成とルール裁定は行うがそれ以外のことは一切行わない)が命題を提示することからセッションは開始されます。
これは実際のプレイから引用させていただきましょう。といっても私が参加したことがあるのは某布と綿の合成物の方がSDされたものだけなのですが…。
M*無事に生き残る:
難易度26:判定単位100:制限時間30分(電車が爆発する?)
1ターン30分:難易度決定の前提 30分(つまり1ターン)、日本人の場合:抽出条件は地下鉄から脱出するのにあいそうなもの。
抽出条件とかいきなり出てきても困りますね。
Aの魔法陣では各キャラクターは”成功要素”と呼ばれるものを持っています。
他のシステムでは技能や特徴などに相当するものでしょうか。(とはいえ汎用性はありませんが…)
この要素を提示して難易度を”削って”いく、というのがセッション進行になります。(実際の進行が見たいかたはこちらをどうぞ)
…Aの魔法陣がなぜパズル的であるのか、というのはこの構造そのものが原因であると思っています。
最初に定義したとおり、思考するだけではゲームと呼ばないわけですが、Aの魔法陣には明確なルールがあります。
ただし、キャラクター作成と各行動の難易度決定にだけ。
進行中の会話をかみ砕くとだいたい以下のような感じになります。
PL:αという行動の難易度はいくつですか?
SD:Xです。
PL:βという行動をしつつαを行うならば難易度はいくつですか?
SD:前提置換されてXからYに下がります。
と。
…SDと会話しているのはPLですね。
興味深いことに、Aの魔法陣ではPCは文字通りデータだけの存在です。
PCの持つ”成功要素”を用いて命題に対する”最適解”を考える。
そういった側面が強いシステムです。
もっと突き詰めるならば、先に命題が提示されている場合には、その命題に対し最も有効な作戦をとれるPLを1名、行動が取れるPC(PL)を難易度/2+1以上揃えれば自動的に成功することになります。
(この例は実際にルールブックのコラムにあります。)
ここまで来ると、もはやTRPGの”P”がどこかに行ってしまっていますね。
さて、このAの魔法陣を”まじめ”に遊ぶとこうなるのではないか?と考えると、何かに似てきます。
そうです、先にあげた水平思考推理ゲームの出題者と回答者の問答です。
水平思考推理ゲームも一応ルールらしきルールはありましたが、やはりパズルでした。
Aの魔法陣はどうでしょう?
規定されているルール部分が水平思考推理ゲームに限りなく近い範囲ではないでしょうか?
進行自体は最適解の探り合い、ルール規定部はごく最低限。
ゆえに、私は、Aの魔法陣は限りなくパズルに近いゲームであると考えるのです。
ゲームに限りなく近いパズルとパズルに限りなく近いゲームの違いとは何でしょうか?
思うに本質的な差というものはないのでしょう。
ただ、取り組む側の気持ちが違ってきます。
ゲームに限りなく近いパズルに取り組む側、というのは”これはパズルだ”と思いとりかかるでしょう。
だが、始めてみるとそのパズルはあまりパズルっぽくない−ゲーム的側面が強い−ことに気がつきます。
ゆえに、「これ、パズルじゃなくてゲームなんじゃないかなぁ?」と感じるのでしょう。
逆に、パズルに限りなく近いゲームに取り組む側、というのはやはり”これはゲームだ”と思いとりかかるでしょう。
やはりこちらも、始めてみるとそのゲームはあまりゲームっぽくない−パズル的側面が強い−ことに気がつきます。
ゆえに、「これは、ゲームじゃなくてパズルなんじゃないかなぁ?」と感じるのでしょう。
TRPGを標榜するゆえに、Aの魔法陣はパズル的であると感じられるのだと考えます。
おまけ:
TRPGの勝敗って何?
簡単に言うならば『場にいる全員が愉しめれば勝ち』、の一言に尽きると私は考えています。
GM vs PLという構図もそれはそれで楽しみがあるのですが、もはやそういったヘビーな遊び方は時代に合わなくなっているのでしょう。
上の文で勝ち負けを伴うことについて全くと言っていいほど触れていないのは、この辺りの事情になります。
両生類に羽毛はあるのか?−世界樹?(BlogPet)
迷犬の「両生類に羽毛はあるのか?−世界樹?」のまねしてかいてみるね
じりじりとLvは上がりつつ。
思わず突っ込みました。
思わず突っ込みましたが!!
…両生類に羽毛が生えてる訳が、両生類にしろ羽毛が。
…両生類の財布はなくて想像上のミッションをクリアして想像上の事ですが、両生類にしろ羽毛はなさそうですね♪
「サラマンダーの羽毛を入手せよ」…両生類に羽毛はなくて想像上の事ですね。
「サラマンダーの羽毛を入手せよ」…どっちにしろ羽毛が。
…どっちに羽毛がないだろう?
それでも三つ目の財布は上がりつつ。
……両生類のサラマンダーでは上がりつつ?
…両生類のミッションをクリアしてきましたが生えてる訳が、両生類にしろ羽毛が生えてる訳が?
*このエントリは、ブログペットの「小太郎」が書きました。
じりじりとLvは上がりつつ。
思わず突っ込みました。
思わず突っ込みましたが!!
…両生類に羽毛が生えてる訳が、両生類にしろ羽毛が。
…両生類の財布はなくて想像上のミッションをクリアして想像上の事ですが、両生類にしろ羽毛はなさそうですね♪
「サラマンダーの羽毛を入手せよ」…両生類に羽毛はなくて想像上の事ですね。
「サラマンダーの羽毛を入手せよ」…どっちにしろ羽毛が。
…どっちに羽毛がないだろう?
それでも三つ目の財布は上がりつつ。
……両生類のサラマンダーでは上がりつつ?
…両生類のミッションをクリアしてきましたが生えてる訳が、両生類にしろ羽毛が生えてる訳が?
*このエントリは、ブログペットの「小太郎」が書きました。
2008年3月3日月曜日
両生類に羽毛はあるのか?−世界樹?
じりじりとLvは上がりつつ。
そして一行の財布は乏しくなりつつ。
それでも三つ目のミッションをクリアしてきました。
「サラマンダーの羽毛を入手せよ」
………
両生類に羽毛が生えてる訳がないだろう。
思わず突っ込みましたが、両生類のサラマンダーではなくて想像上のサラマンダーの事ですね。
…どっちにしろ羽毛はなさそうですが。
実の所羽毛は戦わなくても手に入るので戦う必要などこの時点ではないんですが…
思わず正面から突っ込んで丸焼きにされました。
…パラディンが炎系完全カットできるようになるまでは喧嘩売らない方が賢明です、はい。
このミッションをクリアしたところで7Fから上がってきた範囲で回れる箇所は全部踏破していたのですが、一緒に進めていた7-8Fの地図作製クエストのフラグが立ちません。
ということは、隙間部分に9Fから降りてこれる箇所がある、ということにほかなりません。
上に行くと敵が強くなるのがなあ…。
それでも大体26Lv平均ほど迄上がってきましたのでメディックのTPはそんなにきつくはなく、寧ろガンナーとアルケミストがかつかつに。
おかしいな…アルケミスト、TPブーストMASTERなんだが…
探索専用レンジャーがいつの間にか育って3種目マスターに。
LUKを上げて探索用としては完成かな、というところ。
前作はスキルが全くなくても2回は探索できたのだが、今作ではスキルなしでは全く出来ない。
収入に響くのだが…。
9Fには巡回FOEはいたもののアクティブなのは居なかったので避けて歩くのは容易。
歩みが遅いので亀系か?と思いつつもまだ喧嘩は売ってません。
アルケミがもう1Lv上がったら売ってこようかな…
そして一行の財布は乏しくなりつつ。
それでも三つ目のミッションをクリアしてきました。
「サラマンダーの羽毛を入手せよ」
………
両生類に羽毛が生えてる訳がないだろう。
思わず突っ込みましたが、両生類のサラマンダーではなくて想像上のサラマンダーの事ですね。
…どっちにしろ羽毛はなさそうですが。
実の所羽毛は戦わなくても手に入るので戦う必要などこの時点ではないんですが…
思わず正面から突っ込んで丸焼きにされました。
…パラディンが炎系完全カットできるようになるまでは喧嘩売らない方が賢明です、はい。
このミッションをクリアしたところで7Fから上がってきた範囲で回れる箇所は全部踏破していたのですが、一緒に進めていた7-8Fの地図作製クエストのフラグが立ちません。
ということは、隙間部分に9Fから降りてこれる箇所がある、ということにほかなりません。
上に行くと敵が強くなるのがなあ…。
それでも大体26Lv平均ほど迄上がってきましたのでメディックのTPはそんなにきつくはなく、寧ろガンナーとアルケミストがかつかつに。
おかしいな…アルケミスト、TPブーストMASTERなんだが…
探索専用レンジャーがいつの間にか育って3種目マスターに。
LUKを上げて探索用としては完成かな、というところ。
前作はスキルが全くなくても2回は探索できたのだが、今作ではスキルなしでは全く出来ない。
収入に響くのだが…。
9Fには巡回FOEはいたもののアクティブなのは居なかったので避けて歩くのは容易。
歩みが遅いので亀系か?と思いつつもまだ喧嘩は売ってません。
アルケミがもう1Lv上がったら売ってこようかな…
両生類に羽毛はあるのか?-世界樹?
じりじりとLvは上がりつつ。
そして一行の財布は乏しくなりつつ。
それでも三つ目のミッションをクリアしてきました。
「サラマンダーの羽毛を入手せよ」
………
両生類に羽毛が生えてる訳がないだろう。
思わず突っ込みましたが、両生類のサラマンダーではなくて想像上のサラマンダーの事ですね。
…どっちにしろ羽毛はなさそうですが。
実の所羽毛は戦わなくても手に入るので戦う必要などこの時点ではないんですが…
思わず正面から突っ込んで丸焼きにされました。
…パラディンが炎系完全カットできるようになるまでは喧嘩売らない方が賢明です、はい。
このミッションをクリアしたところで7Fから上がってきた範囲で回れる箇所は全部踏破していたのですが、一緒に進めていた7-8Fの地図作製クエストのフラグが立ちません。
ということは、隙間部分に9Fから降りてこれる箇所がある、ということにほかなりません。
上に行くと敵が強くなるのがなあ…。
それでも大体26Lv平均ほど迄上がってきましたのでメディックのTPはそんなにきつくはなく、寧ろガンナーとアルケミストがかつかつに。
おかしいな…アルケミスト、TPブーストMASTERなんだが…
探索専用レンジャーがいつの間にか育って3種目マスターに。
LUKを上げて探索用としては完成かな、というところ。
前作はスキルが全くなくても2回は探索できたのだが、今作ではスキルなしでは全く出来ない。
収入に響くのだが…。
9Fには巡回FOEはいたもののアクティブなのは居なかったので避けて歩くのは容易。
歩みが遅いので亀系か?と思いつつもまだ喧嘩は売ってません。
アルケミがもう1Lv上がったら売ってこようかな…
2008年3月1日土曜日
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