2010年7月17日土曜日

『地球46億年全史』読了

 本当は週の頭で読み終わっていたのですが・・・。

私は昔から地理とか地質とか、そういう類はまったく興味がない上に地図を覚えるのはひたすら苦手なのですが、そんな私でも楽しく読めるのがこの本のステキなところ。
この本の著者(と翻訳者)の文章センスが良いのでしょうね。
 難点はこの著者の方は、教養人なので至極自然に詩や文学作品からの引用をするということでしょうか…。
ネタわからないよ!!そっちも読むよ!

 あちらのお国では専門バカは教養があるとは認められないようですから…。

さて、この本ですがプレートテクニクスを中心として「地球の歴史ってどのくらいわかってるの?」という本です。
地質学の成り立ちや、なぜそれが確かだとわかるのか、なども分かり易く解説されています。
どの位わかりやすいかというと地理(地質)を中学校で挫折した私でもわかる位わかりやすいです。
ちょっとオススメ。

 さすがに興味が薄い分野なので読むのに時間がかかってしまいましたが、読んでいて辛い本ではありませんね。
辛さならペンローズ/ホーキングの方がはるかに上。天才の「わかりやすく」「簡易に」は簡易じゃないよ…

リチャード・フォーティの著書はこの他にも2冊が和訳されています。
いずれも読みやすく、そしてわかりやすい本…と言いたいところなのですが、『三葉虫の謎』は著者の三葉虫愛があふれすぎなので、そういう文章が苦手な人はだめかもしれません。

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