当日は力尽きてましたのでさらっとした記事しか書いて居ませんが、改めて『天羅WAR』キャンぺ”天から舞い降りる白い悪夢”を振り返ってみる。
まぁ、リプレイ編集したらセッションの中身に関しては後書きで触れるのでここでは話が始まる迄の事でも。
天羅WARというのは井上純一(本当は弐の横棒が一本な字なのだが変換出ないのでこれで)氏の作品である『天羅万象』及びその西部劇風『テラ・ザ・ガンスリンガー』という二つの世界が出会い、衝突し、そして共通の敵と出会い戦争している場合じゃなくなった世界が舞台となっている。
天羅万象は名前を聞いたことがある人も多いのではないだろうか。
所謂『物語支援システム』の先駆け、『第三世代』システムの代表だ。
F.E.A.R.社版のシステムは殆どこの直系に当たるだろう。
ところで、前にもちらっと触れたが、私は『TRPGは物語を作る遊戯である』という意見には否定的である。
私にとってTRPGとは『システムが求めるPCの役割を忠実に再現する遊戯』、即ち文字通りのロールプレイこそを目的とするものであって、結果として一つの物語が出来ることもある。
つまり、『物語の創造』は私にとってTRPGを遊ぶ上で目的にはなっていない。
解るだろうか。
こういう立場で遊んでいる私にとって、天羅WARがいかに相性の悪いシステムかと言うことが。
このシステムは、因縁に縛られる人間模様と強いキャラクターによる派手な戦闘を演出することを目的としている。
もちろん、両方とも大の苦手だ!
だが、GMを引き受けた以上苦手だ何だと言っていられない。
私のもう一つの主張。
『TRPGはシステムが求める遊び方をすべきである』
これは私にとって非常に重い。システムが自分の遊び方に合わないなら、遊び方に合うシステムを選べばよい。幾らだってあるんだ。
だが、今回はそうは言っていられない。
私が誓約したのは『天羅WARのキャンペーンを行う』事であって、他のシステムではない。
PL諸氏も天羅WARで遊ぶべく参加するのだ。
ならば、腹をくくるしかあるまい。
そもそも、F.E.A.R.社のシステムは天羅万象をちょこっとだけ触ったことがある程度だ。(それだって多大な苦悩を伴った)
だが、今回はGMだ。ホストだ。
ホストが楽しまなければ、PL諸氏が楽しめるわけがない。
そうと決まれば、私が苦と感じる要素を出来るだけ排除−ただし、システムが求める要素を損なうことなく−するしかない。
第一、セッショントレーラーだのハンドアウトだのシーン制だの。
そんなものを使うシステム自体が初なんだ。…GMがではない、プレイそのものがだ。
ルールブックを穴が開くほど見つめ、意味をかみ砕き、そして超意訳。
そして。
運命の10月某日。
文字通りのシナリオ導入となったセッション・トレーラーと、本当に指針でしかないハンドアウト(しかもPL全員分一括!)を提示し、キャンペーンは始まったのだった。
幸いにもPL諸氏に恵まれたのでGMがヘボなのは十二分にカバーして貰えたと思っている。
シナリオはいつもの様に頭としっぽ、そして途中の戦闘イベントしか用意していなかった。
この天羅WARはシステム自体がPCの『因縁に縛られ業に死ぬ』生き様を描き出すように作られているので、慣れたPL諸氏のお陰もあって色とりどりの人間模様が描き出されていたと思う。
GMはシステムが求めるとおり、PLがPCの因縁を上手く演出してる・あるいは格好良い演出をしていると感じたときにカードを投げるだけで良かった。
今回のキャンペーンが無事終わったのはひとえにPL諸氏によるところが大きいと思う。
私自身は特別な事は何一つしていない。
いつものようにシナリオを用意し、ルールブックにかじり付きながらPCへ情報を渡し、そして場の裁定者になる。
たった、これだけの事だ。
改めて、参加者各位に感謝の念を捧げたい。
ありがとう。そして、今後ともよろしく。
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長期間おつかれさまでした!
色々勉強になったキャンペでしたし、何より楽しかったです。
感謝感謝のきもちでいっぱいですよ。
ストーリーも追いやすい話だったし!敵のデータとかよく操りきれるなあと感心しておりました。
またご一緒いたしましょうー♪
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長らくのお付き合い、感謝感謝ですとも。
楽しんでいただけたことが一番うれしいです。
> ストーリーとか敵データとか
ストーリーは解りやすい話にしようと心がけていたのが良い形になったのでしょうかね。
敵のデータは実はちっとも操りきれてません(笑)
あえて使わなかった能力とか、忘れていた能力とかありますよ。
ぜひ、またご一緒に遊びたいですね!