2007年2月18日日曜日

頭が重いと体もだるい


本来なら。
休みの日は新しい拡張に行って来よう、とか思っていたのだけど。
気分が塞ぎ気味な上に体調まで悪かったものだから。
本を読んで横になってる。

20世紀の頭、次世代を担う数学者達に示された23のタイトルのうち、たった1つ証明されず21世紀まで持ち越された仮説「リーマン予想」
このたった一つの仮説が偽であるならば、数学の世界が今まで積み上げてきた幾つもの基盤がガラガラと音を立てていく、そこまでに真であると仮定しなくては以後の発展ができなかった、そんな仮説。

数学者の話は「フェルマーの最終定理」でも、心躍るものがあったが、この本もなかなかに良い。
21世紀の初め、賞金がかけられた7つの命題の中にも入っている「リーマン予想」。
リーマンは発表した事の他に、かなりの多くを証明もしくは証明の前段階まで辿り着いていたものの”完璧ではない”として発表しなかった。
没後、有能で仕事熱心な家政婦の手により処分された”紙くずの山”の中にどれだけの研究成果が眠っていたのか…。
天才が未発表のままこの世を去り、それを再発見するまで何百年かかるのか…。
考えるだけで、心弾む話ではないか。

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